東京:03-3505-0055 大阪:06-6347-5511

GLOBAL EXPEDITION TEAM(グローバル エクスペディション チーム) 企画 第1弾
探険船ストックホルム号で航く
白夜の季節に訪れる スピッツベルゲン島クルーズ 12日間(9日目)

● 9日目 6月15日(日) 曇り・晴れ

目が覚めるとそこはTRYGGHMNA(Safe Harbour-安全な港)。
朝食後、サロンで“抹茶パーティー”。船のスタッフも喜んでくれました。
09:50 ゾディアック・ボートで出発 ノルウェー政府の調査小屋の近くで上陸。この小屋からはロシアのヘリコプター基地のあるへール岬(KapHeer)やロシア人の炭鉱の町バレンツブルグが見えることから、ロシアとの関係があまりよくなかった時代、ノルウェー政府はここに調査小屋を置いたそうです。私達は雪の残るツンドラの大地をハイキングました。かわいいムラサキユキノシタの花やキョクチヤナギ(Polar Willow)なども咲いていました。


キョクチヤナギ

雪を踏みしめて歩く・・・

イエロー・アークティック・ウィットローグラス

12:20 船に戻り、すぐ出港。アイスフィヨルド(Isfjorden)を進みボーア・ベイ(Borebay)へ。ロシア人の炭鉱の町、バレンツブルグには、皆様の同意を頂き立ち寄らないことにしました。その分、自然をお楽しみいただきます。


デッキの上で、おそろいのダウンジャケットを着て記念写真を撮りました。

12:30 昼食
お魚と野菜のスープ、アイオリ(つぶしたニンニクに卵黄、オリーブオイルを加えたマヨネーズのようなソース)を添えて。
ホーム・メイド・ブレッド、ヤギのクリームチーズ。

昼食を召し上がっていただいている頃、船はボーア・ベイに入りました。正面にはボーア氷河、手前は氷に覆われた世界がまた広がりました。もうロングヤービーエンも近いところまで戻ってきています。今年はまだ南風があまり吹いていないので、北緯78度地点でもまだ氷がこんなに海に残っているのだそうです。キャプテンのお話によると南風が吹いたら、1週間くらいで溶けてしまうとか。

14:45 ホッキョクグマ発見!今回4頭目のホッキョクグマです。遠くてじっとしているので何だか実感がわきません。最後の最後にホッキョクグマを見つけることができてリサも大喜び!キャプテンが、氷の海をゆっくりとホッキョクグマの方向に船を進めてくれました。それにしても、ちっとも動きません。アザラシを食べ過ぎて、のんびりお昼寝をしているのでしょうか?それとも、じっと氷の下に来るアザラシを狙っている??

しばらく見ていましたが動きそうもないので、サロンでお茶をいただきました。今日のお菓子はチョコレート・ブラウニーでした。
明日はもう下船日。ホッキョクグマも動きそうもないし、お荷物をまとめ始められる方もいました。船内の精算も終わらせてしまいました。何だか明日下船なんて、信じられないくらい。

19:00 キャプテンと一緒にテーブルを囲んで、フェアウエル・パーティー
いよいよクルーズ最後の夜となりました。今夜はキャプテン、リサ、他のスタッフも一緒に夕食をいただきました。
キャプテンにとって、またスタッフにとっても日本人のグループのお客様は初めてとのことでしたが、スタッフ一同、皆様の日々前向きな行動にしきりに感心していらっしゃいました。私達からも、今回のツアーが素晴らしいたびであったことのお礼をキャプテン、スタッフにお伝えしました。


キャプテンを囲んで

チーフオフィサーのイエンス(左)と
エンジニアのグナー(右)


スウェーデンチーズのパイ・キャビア風魚の卵添え トナカイのグリル・温野菜添え、3つのチョコレートシンフォニー
*氷河の氷を浮かべたお水、おいしかったですね!

そして、いよいよ、キャプテンがさらにホッキョクグマに近づくべく氷を割って船を進めていきます。
発見からもう6時間以上もたっているのに、ちっとも動いてくれないホッキョクグマ。なるべく驚かせないように、ゆっくり近づきます。そして、立ち上がりました!ゆっくりと歩いて、そして遠くへ向かっていきました。2度目に見たホッキョクグマのようにあまり芸はしてくれませんでしたが、それでも、クルーズの最後の最後に現れてくれてありがとう!
キャプテンの話だと、ホッキョクグマの数はスヴァルバール諸島では減っていないそうです。ホッキョクグマは絶滅保護種に指定され、皆様温暖化による影響を心配していらっしゃいましたが、今より状況が悪くならないように、私達人間が動物達のために、そして地球のために考え、行動に移していかなくてはならないと強く感じました。

22:00頃 ストックホルム号はロングヤービーエンに向かいました。
24:00頃 ロングヤービーエン入港。


<船中泊>

前のページへ
このページのトップに戻る
次のページへ