太平洋に浮かぶ自然の宝庫 常春のカナリア諸島
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4日目 3月14日(金)
   晴 気温25度 風が有りトレーナーでも寒い

午前:  フリータイム またまた男性3人とご一緒。
     1994年開園のロロ・パルケ(水族館とオウム園)へ。
     入り口がタイの宮殿風でしたね。
     専用の電気自動車に乗って行きました。お客様の方が地理
     に詳しかったでしたね。イルカやアシカのショーを見学。
     スペイン人の小学生の笑顔が忘れられません。アシカより
     も観客席の子供達をたくさん会社のデジカメに納めました。

ロロ・パルケ行き電気自動車
おじさんも童心に返って・・・

  ロロ・パルケ入り口   ゴリラ君 (ボク生きてます)        白虎             ペンギン君


    観客の小学生          イルカショー        飛び入りの女の子        アシカショー

     ホテル近くの展望台に戻り、黒い砂浜を眼下にタパス(おつまみ料理)で昼食。
     女性3人は、それぞれに楽しまれたご様子でした。
 14:30 ホテルロビーに集合して、ゴメラ島へのフェリー乗り場へ出発。一路、高速道路を島の
     南に向け約1時間、岩だらけの大地を行くと、忽然とプラヤ・アメリカ(アメリカ海岸)
     が・・・豪華5つ★ホテルもなぜかみなディズニーランドのようで人工的なリゾートでした
     ね。たくさんの北欧の人々が半袖、ショートパンツ姿で散歩していました。
     私達は、ウインドブレーカーです。
 16:15 隣村の漁村だった、ロス・クリスチアノスより乗船。900人乗船の高速フェリーにびっくり
     しました。ノルウェーのフィヨルドを行く船と同型です。ゴメラ島のホテルと船会社ともに
     ノルウェー人のオーナーです。カナリア諸島の島々を結ぶ船は、フレッド・オールセン
     の独占市場でしょうか?港にて、コバさんとお別れ。


            プラヤ・アメリカ       高速双胴フェリー(船尾)      サン・セバスチアン

 17:30 テネリフェ島ロス・クリスチアノス出航。少しゆれました。売店やカフェも立派でしたね。
 18:20 ゴメラ島サン・セバスチアン入港。船体から下船の階段が映画のようでした。ゴメラ島
     のガイド、シェリーさんの出迎え。私達のスーツケースは、ドイツ人の観光客の人が降
     ろしてくれました。見知らぬ人に助けられました。狭い島のくねくねと曲がった道を進み
     1時間後にホテルへ。フランス人のマリさんのご案内で、皆様お部屋へ。捻挫した私
     は、フロントに近い身障者用の部屋へ。断崖絶壁の上からの、海の眺めはいかがでし
     たか?お部屋はプールを中心にして広大な敷地の中にテラスハウスのように点在して
     いました。フロントへの道のりは長かったようですね。ここは長期滞在用のホテルです
     ね。本日は6,500歩きました。


    サーモンと野菜の       カナリアスープ      ビーフステーキ・インゲン      アイスクリーム
     タルタルソース     (お肉、豆、野菜の煮込み)     じゃがいもぞえ

     夕食はかなり量がおおかったですね。

     ご宿泊:ジャルダン・テシーナ
          (ゴメラ島・サンティアゴ海岸)
        敷地70,000平方メートル、434室
        プール2つ、レストラン5つ、
        テニスコートやミニゴルフ、サウ
        ナ・エステの設備もありました。

ジャルダン・テシーナ

     このホテルは、皆様のお好みにあったようでとても嬉しいです。3泊は欲しいホテルで
     すね。

ゴメラ島について(シェリーさんの説明より)
● コロンブスが新大陸発見の航海に出る時に、水を汲むために立ち寄った島です。
  一説には、島に恋人(総督の奥様???)がいたためとか?
● 人口18,000人 1975年にゴメラ島へのフェリーが就航した。それ以前は階段式のテラス
  (段々畑)農業に住民は厳しい暮らしを強いられていた。そのため、ベネズエラ、キューバ
  への移民が多かった。
  シェリーさんもベネズエラ育ちです。おじいさんの時代に移民したそうです。
● ゴメラ島はカナリア諸島ではイエロ島についで、2番目に小さい島です。26キロ×17キロの
  面積。テネリフェまでの距離は27キロ。
● 最高峰ガラホナイは1,487メートルです。シルバー月桂樹の原生林が茂っています。
  スポンジ・フォーレストと呼ばれ、常に上空にかかる雲の水分を森の木々が含んでいま
  す。大西洋の貿易風とアフリカの暑い風がぶつかり、雨を降らせる場所です。晴れていて
  も霧雨の中を散策している気分になります。敷地はゴメラ島の10%です。1986年世界自然
  遺産に指定されました。
● カナリア諸島の中で、最も早い段階で火山活動が停止したため、島には太古の原生林
  (氷河時代以前)が残り、海岸線はフィヨルド地形のごとく深く入り組んでいます。海岸線を
  結ぶ道がないために、この島では指笛が発達しました。今は伝統を継承するために小学
  校の授業に取り入れているそうです。
● ゴメラ島の植物
  ① シルバー月桂樹(Laurisilva Canaria)
  ② ユーホルビア(Eupmorbia canariensis)俗名タバイバ(黄色い花) グアンチェ族はこの
    花の毒素を利用して魚を麻痺させ、捕獲していたらしいとの説明でした。
  ③ ヒースの巨木にはびっくりでした。原種は白でした。
    その他、ヒイラギ、カナリア松、杉の林、エニシダ、アザミ、ジャンボタンポポ、ゼラニウ
    ム、サンザシ、デイジーなど。特に、この季節は巨大な木に白いヒースの花が目立ちま
    したね。

ガラホナイの伝説について
ガラはゴメラ島のお姫様で水の神様です。ホナイはテネリフェ島の王子様で火の神(火山)の
神様です。ホナイがある日、ヤギの胃袋を浮き輪にしてゴメラ島に渡り、2人は祭りの夜に出
会いました。恋に落ちた2人に周囲は大反対、駆け落ちをして山に登り、父であるテネリフェの
王様の追ってから逃れようとしましたが、逃げ切れずに山中で心中をしました。1本の木でガ
ラの背中から心臓を刺し、次にホナイの心臓から背中を刺しました。2人は十字架のように重
なってなくなったそうです。その遺骸のあとに出来た林がシルバー月桂樹の森だそうです。



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