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お客様が「ヨーロッパで音楽会に行くのに服装が心配で・・」とおっしゃい るのを耳にします。私は仕事柄、ウィーンのニューイヤーコンサートやザルツブルグ音楽祭など年に何回かオペラやコンサートに出かけます。その経験から服装をアドバイスさせていただきます。
まず、女性から。ボトムは黒っぽい色合いで、ふくらはぎが隠れ、足首が見えるくらいの丈のスカートか、広めのパンタロンがいいでしょう。上着はイブニングジャケットといわれる、ちょっと派手目な光沢のある生地やラメの入ったものや、レースなどの七分袖か長袖のもの。この組み合わせは季節も昼夜も選びません。
“あら、そんな服装だったら、この前、結婚式に出たときと同じ”と思われるのではないでしょうか。そうです。コンサートだからと言って特別なものをご用意なさらなくても充分、間に合います。その他にはコンサートの時間帯と演目の種類により、肌の露出度の調整をしていただくことと、野外劇場や夜間の場合は気温の変化に対応できるよう、ショールなどがあると見た目も華やかですし、便利です。
男性の方は黒っぽい色のスーツ(ダークスーツ)にネクタイ、胸のポケットに少し派手めのチーフでも入れると更にお洒落になります。夜はタキシードもお洒落ですね。
皆様のアレンジで、思い思いのおしゃれを楽しんでください。外国の方々は原則にとらわれず、それぞれ自分が着たいものを着ています。
どうぞ、皆様も固く考えず、気楽に本場ならではの「音楽会」をお楽しみくだ さい。
ツアーコンダクター 早田信子