クリストフ・ボー (チェリスト) Christphe Beau

1967年生まれ、6歳からチェロを始める。1988年パリ音楽院入学、アンドレ・ナヴァラそして、イワン・シフォロー等のフランスの伝統を受け継ぐ巨匠の下で研鑽を積み、1992年プロミエプリ<金賞>を獲得、卒業。その翌年、フランス・モーツァルト協会のフランス代表としてプラハに留学、室内楽のシャンドー・ベーグ理論をシャルル・ローゼンに学ぶ。1995年から教授として、カンのコンセンヴァトワールを経て現在のパリのコンセンヴァトワール教職活動をしながら、ソロ活動、室内楽活動<クァルテット・ラヴェル、ヴィルチオーゾ・ドゥ・フランス、アンサンブル・アクロシュノート>と広い範囲に演奏活動をしている。レパートリーはクラシックから現代曲まで幅広くソロで演奏活動をしている。
出しているCDもユニークなものばかりで、フランスでは大変個性ある演奏家として評価が高い。特にその暖かい人間性と高い教養の持ち主として、また、料理人としてもパリでは人気者である。数々のマスタークラスを経験したクリストフ・ボーは1994年に彼自身が音楽総監督として、フェスティヴァル・エクラン夏季音楽祭を開催、現在までに200回を超えるコンサート、そして1000人を超える講習生を出している。
1998年より、クァルテット・ラヴェルのメンバーとして日本を訪れ、すでに7回を超える来日である。日本に対する憧憬も深く、すでに浄瑠璃、歌舞伎、能と興味は尽きない。2012年からリヨン国立高等音楽院のチェロ教授イワン・シフォローのアシスタントとして活躍中。