演奏家 (50音順)
阿部 篤志
あべ あつし
ピアノ
プロフィール:
1975年 岡山県倉敷市出身
大学は法学部に進むが、独学でピアノを始め、熱中するうちに趣味では収まらなくなり、いつしか音楽の世界に飛び込む。その後、都内を中心にピアニストとしてライブ活動、さらに様々なアーティストへの楽曲提供、舞台音楽への参加、テレビラジオ等の出演など、多彩な活動を展開。近年は東儀秀樹&古澤巌&cobaの全国ツアーのバンドマスターを務める。
葉加瀬太郎・NAOTO・石川綾子・ジョン健ヌッツォ・一青窈・MayJ・河村隆一・石丸幹二…等共演アーティストは多数。
また舞台音楽も手がけ、世界的ダンサー森山開次『TSUBASA』、池袋芸術劇場主宰『チェーホフ?!』『障子の国のティンカーベル』、岸恵子朗読劇『蝉しぐれ』松坂慶子朗読劇『わたしのエディット』などの音楽監督。またCM音楽『白松が最中』などでもその才能を発揮。
自身のアルバム「ピエロの唄」「TANKA」「蓮華の花」そして2016年9月20日リリースのソロピアノアルバム「HAND」が好評。
海外公演も多く、2016年はバリ島・イタリア・台湾、そして今年6月にフランスで演奏予定。
世界で愛されるピアニストであり続ける。
荒 庸子
あら ようこ
チェロ
プロフィール:
東京都出身。幼少期をオーストラリアで過ごす。
チェロを青木十良、岩崎洸、徳永兼一郎、B・グリーンハウス、H・シャピロの各氏に師事。室内楽を岩崎淑、J・フェルドマン、ジュリアード弦楽四重奏団の各氏に師事。桐朋学園女子高等学校音楽科、同大学を経て、90年ラトガース大学音楽科卒業。90年グラハム・シュタール・コンクール入賞。92年ジュリアード音楽院修士課程修了。ニューヨーク リンカーン・センターおよびカーネギー・ホール、ロンドン セント・ジョーンズ・スミス・スクエア等でリサイタルを開催。93年蓼科高原音楽祭賞受賞。2010年10月韓国ソンナム市交響楽団と共演し、好評を博す。国内では、東京文化会館、銀座 王子ホール、トッパンホール、津田ホール等にて多数コンサートを行い高い評価を得ている。ソリストとして活動する一方、室内楽奏者としてアリオーソ・ピアノ・トリオ、ハープとのユニット「Duo Champagne」、「スーパー・チェロ・アンサンブル・トウキョウ」、テノール3名とのユニット、「青薔薇海賊団」のメンバーとしても活躍中。子供のための演奏会、「荒庸子のハッピー・ファミリー・コンサート」を企画し、親子で楽しめるコンサートとして注目を集めている。また、東京フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハ-モニー交響楽団をはじめとする国内主要オーケストラで客演主席を務め、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団、東京のオペラの森、宮崎国際音楽祭等の演奏会にも多数招かれている。2015年より毎年大阪、シンフォニーホールにて行っているリサイタルシリーズ「珠玉のシネマ名曲」は、とても好評を得ている。
現在、洗足学園音楽大学・大学院教授・弦楽器コース統括責任者として、後進の指導にも当たっている。
2003年CDアルバム「想い出の映画館~太陽がいっぱい~」
2010年「Fantasiestucke」をリリース。2018年3月に「Smile」をリリース。
オフィシャルサイト http://www.yokoara.com
赤星 裕子
あかほし ゆうこ
ピアノ
プロフィール:
国立音楽大学器楽科ピアノ専攻を卒業後、ミラノ音楽院にて伴奏法を学ぶ。「カーザ・ディ・ヴェルディ」「ポロ・モーツァルト」(ミラノ市主催)等での演奏会で声楽家と共演を行う。2007年プラハ歌劇場「椿姫」、2008年ローザンヌ歌劇場「カルメン」来日公演においては、コレペティトゥールとして全国公演に参加する。2012年サントリー主催「響」プロモーションイベントにおいて、在インド日本大使館にて招待演奏を行う。またオーケストラでの鍵盤ピアニスト、アンサンブルピアニストとしても活動を行う。(財)日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師、合唱団「虹」、国立音楽大学同調会埼玉県支部「彩のしらべ合唱団」ピアニスト。
伊藤 友香
いとう ゆか
ピアノ
プロフィール:
京都市出身。京都市立堀川高校音楽科を経て、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ科卒業。第4回日本クラシック音楽コンクール本選大会ピアノ部門入賞。オランダ・アムステルダム国立音楽院に留学、ミュージックポストグラデュエイトコースにてヴィレム・ブロンズ氏に師事し、ディプロマを得て修了。留学中にはオランダやフランス各地でソロや室内楽のコンサートに出演。マーストリヒトでのリサイタルは当地のメディアでも紹介された。
帰国後はソロ及び室内楽奏者として演奏活動を始めるが、その後オペラの魅力の虜となり伴奏法を学ぶ。現在は声楽家の共演ピアニストとして活躍中。幅広くオペラや歌曲のレパートリーを持ち、様々な演奏会やオペラプロジェクトに関わっている。アーリドラーテ歌劇団、フィオーレ・オペラ協会、村田健司主宰アトリエ・デュ・シャンなどにて専属ピアニストを務めている。
岩佐 靖子
いわさ やすこ
ピアノ
プロフィール:
島根大学教育学部特別教科音楽教員養成課程卒業。 北九州新人演奏会、門司区民音楽祭に出演。 サロンコンサートでヴァイオリニスト豊嶋泰嗣氏の伴奏を務めるなど、ソロのほかアンサンブルや伴奏者として幅広く演奏活動を行っている。
大河内 淳矢
おおこうち じゅんや
尺八
プロフィール:
愛知県西尾市吉良町出身。桐朋学園芸術短期大学日本音楽専修卒業。NHK邦楽技能者育成会55期卒業。自作曲を中心に演奏活動を行うほか、和楽器の枠を越え、オーケストラ、演劇、ダンス、書道、水墨画、語りなど、ジャンルを越えたアーティストとの共演を積極的に行う。和楽器オーケストラあいおいメンバー。直木賞作家の志茂田景樹氏による読み聞かせ隊演奏メンバー。ヴァイオリン・チェロ・尺八のトリオ[TRITON]メンバー。海外公演を多数成功させ、2012年に外務省在外公館長表彰を授与される。国内にて開催さ れた国際音楽祭にも多数出演。イベントや楽曲プロデュースも手がける。CMや舞台音楽、アーティストのレコーディング等にも参加。NHK WORLD「Blends」出演。オリジナルCD『Nostalgia』『心からありがとう』をリリース。現在は東京を拠点に活動し、2017年より尺八とフルートを融合した楽器“オークラウロ”の奏者としても活動している。
菊央 雄司
きくおう ゆうじ
三絃・胡弓
プロフィール:
古生田流箏曲、野川流三絃、上方系胡弓、平家琵琶 演奏家
人間国宝故菊原初子の後継者菊原光治師に12歳で入門。
上方胡弓を菊津木昭師に師事。野川流三味線本手組歌及び古生田流箏組歌、両巻を伝授。
地歌舞地方として舞台やTVに出演する等、地歌三味線の伝統を承継しながらも現代邦楽やオペラ、和太鼓等とも共演をする新しいスタイルでの演奏にも目を向け、韓国、ヨーロッパ各国等でも公演。
京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター共同研究員、邦楽アウトリーチを展開し、より多くの人に邦楽に触れてもらえるよう活動中。
NHK邦楽オーディション合格、NHK教育TV、NHK-FM、国立劇場主催「京阪座敷舞の会」公演等、多数出演。
長谷検校記念第6回全国邦楽コンクール最優秀賞、文化庁奨励賞、大阪舞台芸術新人賞
大阪市咲くやこの花賞、大阪文化祭奨励賞、日本伝統文化振興財団賞、を受賞。
菊央雄司リサイタル、「じうた人」など多数開催。
公益社団法人当道音楽会会員、琴友会所属、「菊央雄司地歌の会」主宰
NHK文化センター西宮ガーデンズ教室講師、平家語り研究会会員、文楽研修生講師、大阪音楽大学講師
北村 晶子
きたむら あきこ
ピアノ
プロフィール:
桐朋女子高等学校音楽科、同大学音楽学部ピアノ専攻卒業。イタリアにて研鑽を積む。リサイタルの他、「建国記念日を祝う会」では、内閣総理大臣の前にて独奏。オーケストラとも多数共演。新国立劇場オペラ研修所講師を経て、浜離宮朝日ホール主催のマイクロオペラシリーズや京都コンサートホールオペラ公演、港区民オペラ「椿姫」の音楽監督を務めるなど声楽家から絶大な信頼が寄せられている。NHK・FMリサイタル、名曲コンサート、ラジオ深夜便、TV東京「たけしの誰でもピカソ」等メディアにも多数出演。2009年より3人テノール(青薔薇海賊団)のコンサートをプロデュースし、サントリーホール二期会WEEK(二年連続)、紀尾井ホール、東京文化会館、王子ホール他全国で公演。2017年には東京サロンシンフォニーオーケストラのソリストとしてラプソディー・イン・ブルーを演奏し好評を博した。日本では数少ない本格的コレペティトゥールとして多くの声楽家を指導している。日本演奏連盟会員。
小森谷 裕子
こもりや ゆうこ
ピアノ
プロフィール:
桐朋学園大学付属「子供のための音楽教室」に入室。同高校音楽科、同大学音楽学部卒業。この間、水口和代、山田富士子、江戸弘子の各氏に師事。在学中よりリサイタル、TV、FM、コンクール、CDなどで数多くの演奏家と共演している。また霧島国際音楽祭、宮崎国際室内音楽祭など定期的に出演。1990年、アポロンレコードから「ドラゴンクエスト・オン・ピアノ」のCDを発売。同年、第9回チャイコフスキー国際音楽コンクールで最優秀伴奏者賞を受賞、2006年、第1回カサド国際チェロコンクールで公式伴奏を務め、原知恵子賞(最優秀伴奏者賞)を受賞。
これまでにダニール・シャフラン、ヨゼフ・スーク、ハーヴィ・シャピーロ、マリオ・ブルネロ、エマニュエル・バユなどと共演し、好評を得た。
現在、桐朋学園大学附属「子供の為の音楽教室」講師。大学卒業後から2010年3月まで、桐朋学園大学音楽学部弦楽科嘱託演奏員を務める。
小林 真人
こばやし まさと
ピアノ・作曲
プロフィール:
国立音楽大学応用演奏学科卒業。作曲家・ピアニスト。
山梨県立科学館制作のプラネタリウム番組3番組の音楽制作を担当。
小学校2校の校歌を作詞作曲。2015年山梨市歌作曲。
歌謡曲・ヒットソングを合唱や管楽器ソロのためのピアノ伴奏のための編曲を出版社より依頼を受け行っている。2011年より、作詞・作曲した合唱曲が教育出版発行の小中学校音楽の教科書に採用されたことをきっかけに、全国各地の小中学校の芸術鑑賞会に招かれ、年間100回以上の公演を行っている。
情景や心情をピアノの音に乗せ、優しく温かくピアノを演奏し、インスピレーションからその場で即興演奏をし、校歌をいろんなバージョンにアレンジする、といった専門的なことから音楽の基本・可能性をわかりやすく楽しくお話しながら行う公演は、児童・生徒からはもちろん、先生、ご父兄からも大絶賛され、さまざまな新聞、テレビ・ラジオ等で度々取り上げられ、年々公演数が増えている。
また、ピアノ伴奏者として日本国内はもちろん、イタリア、韓国、、台湾、中国はじめ海外でも公演を行っている。現在山梨市観光大使。桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。山梨県立県民文化ホール アーティスティック・アドバイザー。
三四朗
さんしろう
サックス・作曲・編曲・ボーカル
プロフィール:
バークリー音楽院を卒業。ニューヨークを拠点にボストン、パリ、ロンドン、などでストリートパフォーマンスを展開。日本においては渋谷でのストリートパフォーマンスが話題を呼び、テレビに特集される。CBS/SONYよりアルバムデビュー。 その後の主な活動は、オノヨーコさんの提唱するGOWでショーンレノンとレコーディング,及び東京ドームでのコンサートに出演。”みんなのフレボ”NHK”みんなの歌”ON AIR。 FM番組でギャラクシー賞ラジオ大賞を受賞。台湾、シンガポール、香港でもコンサートを 行い、アルバムを発表。PPMのポール・ストゥーキーさんと共演/文京シビックホール。 真言宗総本山 東寺において「ファッションカンタータ2012」出演 。 東北復興支援コンサートを積極的に行う。発表したCDアルバムは約30タイトル。 現在も、全国各地に演奏活動をする傍ら、アルバム制作に余念がない。 ホームページ sax346.com
紫芝 のばら
ししば のばら
ピアノ
プロフィール:
国立音楽大学演奏学科(ピアノ専攻)卒業、同大学上級アドヴァンスト(アンサンブルピアノ)コース修了。ピアノを草野明子、アンサンブルを今井顕、長尾洋史、三木香代の各氏に師事。第27回日本ピアノ教育連盟ピアノオーディションにて関東地区優秀賞受賞。
国立音楽大学声楽科授業の伴奏助手を経て、現在は器楽・声楽・合唱の伴奏等、アンサンブルを中心に活動中。クラシックからポップスまで、ジャンル問わず様々な音楽に取り組んでいる。
末永 貴与
すえなが きよ
クラリネット
プロフィール:
武蔵野音楽大学、フライブルグ音楽大学で研鑽を積む。恩師であり世界的クラリネット奏者であるディーター・クレッカー氏と共にクラリネット6重奏のCD録音。2002年シュツットガルトのバッハアカデミーが主催する”FestivalChor und Orchester”のオーディションに合格し、世界的巨匠ヘルムート・リリンク指揮のもとオーケストラメンバーとしてヨーロッパ演奏旅行に参加。リリング氏から「美しい音色だ」と称賛された事は特記したい。様々なコンサートホールや劇場、教会での演奏会、またD.クレッカーや、フライブルグ州立劇場オーケストラ、カールスルーエ州立劇場オーケストラ、ボッフム交響楽団等のメンバーとの数々の室内楽共演という経験は自身に大きな影響を与えた。2008年演連コンサート選抜オーディションに合格し東京文化会館にて日本演奏連盟・文化庁主催のソロリサイタルデビュー。「特に美しい音色」「知性溢れる音楽性」「感銘深い音楽的表現」など著名な音楽家達からその音色、音楽性を高く評価されている。現在、クラリネット四重奏団Ensemble CocoLoメンバー、昭和音楽大学附属音楽・バレエ教室クラリネット講師、自宅でのプライベートレッスンや吹奏楽指導にも力を注いでいる。
末永 匡
すえなが ただし
ピアノ
プロフィール:
桐朋学園大学、ベルリン芸術大学、フライブルグ音楽大学、モーツァルテウム音楽院で研鑽を積む。2006年ドイツ演奏家国家資格を授与される。2009年東京文化会館にて公式デビュー。圧倒的な演奏が認められ、今日まで日本国内はじめアジア、中東、ヨーロッパの各地で実力派ピアニストとして国際的に活躍。「多様性、自己との対峙、人間存在を問うこと」は末永の音楽哲学の本質であり幅広い活動に各界から多くの賛辞が贈られている。稲垣吾郎主演ベートーヴェンの舞台「No.9-不滅の旋律-」にピアニストとして全公演出演したことは記憶に新しい。「開かれた教育、学際的」という末永の教育理念に基づいた活動を全国的に展開。他にも国際音楽祭講師、コンクール審査員、大学での講義、講演者として各方面から招かれている。アルバム「Intermezzo」(レコード芸術誌にて準特選盤に選出)、「tragico」(ベートーヴェン3大ソナタ )をリリース。今後は国内ほか、海外のオペラハウスなどから招聘されるなど多くのコンサートやイベントが予定されている。所属事務所ミリオンコンサート協会。昭和音楽大学講師。中島和彦、G.ミショリー、H.ライグラフ、D.クラウス、 E.アンドレアスの各氏に師事。「末永匡オフィシャルブログ」http://tdsuenaga.blogspot.jp
天満 敦子
てんま あつこ
ヴァイオリン
プロフィール:
東京藝術大学大学院修了。海野義雄、故レオニード・コーガン、故ヘルマン・クレッバースらに師事。在学中に日本音楽コンクール第1位、ロン=ティボー国際コンクール特別銀賞等を受賞。以来、国際的に活躍中。1993年にルーマニアの夭折の作曲家ポルムベスクの「望郷のバラード」を日本に紹介。クラシック界では異例の10万枚を超す大ヒットとなり、以後、この作品は天満の代名詞とも言われるようになった。「望郷のバラード」との巡り合い10周年を記念して2003年秋に発売された「Balada」(以下キングレコード)はロングセラーとなっている。翌年11月には待望のバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」全曲CDが発売され、楽壇の注目を集めた。2005年4月には小林亜星の書き下ろし作品3曲を含む<日本の歌>アルバム「ねむの木の子守歌」(第47回日本レコード大賞企画賞受賞)9月にはパイプオルガンの小林英之と共演した「祈り」、デビュー30周年を迎えた2009年5月には小林亜星の意欲作「ロマンチックをもう1度」を発売。2012年に録音した<日本の歌>第2弾「ふるさとのうた」は、発売直後にクラシック部門のベストセラーを記録
2015年6月に発売したCD「旅人のうた」には被災された人々への想いが込められている。又、2016年8月には長年の夢であった信州上田の戦没画学生美術館“無言館”で録音したCD「天満敦子in無言館」を発売。業界誌にて絶賛された。現在、東邦音楽大学大学院教授、松本市四賀音楽村村長、しおがま文化大使。
殿護 弘美
とのもり ひろみ
ピアノ
プロフィール:
大阪音楽大学音楽学部器楽科卒業。同大学学部専攻科修了。
在学中学内オーディション合格によりオペラハウス管弦楽団とショスタコヴィッチのピアノコンチェルト第2番を協演。関西二期会、関西歌劇団等その他多数のプロダクションでコレペティとして参加。
2011年12月にイタリアのカットーリカにてDaniele Agiman 氏指揮 Lenato Bruson氏演出のオペラ《Falstaff》公演にコレペティトールとして参加。ミラノスカラ座コレペティトールのDante Mazzora氏に師事。宝塚音楽学校講師。大阪音楽大学演奏員。
中村 華子
なかむら はなこ
笙
プロフィール:
国立音楽大学音楽学学科卒業。笙を宮田まゆみ、多忠輝、楽琵琶を中村かほる、雅楽合奏を芝祐靖の各氏に師事。2001 年より伶楽舎メンバー。2006 年度文化庁新進芸術家国内研修員。
「伶楽舎」メンバーとして国立劇場公演や小中学校公演、海外公演などに参加する他、中村仁美(篳篥)・中村香奈子(笛)との「雅楽三昧中村さんち」、三浦礼美・田島和枝との笙トリオ「Shogirls」などのユニットを結成し、雅楽の魅力を伝える活動を行っている。
また、笙のソロ作品やアンサンブル作品の初演も多く、雅楽以外の楽器や他ジャンルの芸術とのコラボレーションの機会も多く、国内外で活動中。
https://hanakonakamura.b-sheet.jp/
中田 潔子
なかた きよこ
ヴァイオリン
プロフィール:
6歳よりヴァイオリンを始め、2度にわたり全日本学生音楽コン ク−ル第三位入賞。桐朋学園大学演奏学科ヴァイオリン専攻入学。
在学中より3年間アスペン音楽祭に奨学生として参加。同大学卒業。ジュリアード音楽院に入学。故R・バーンスタイン監督第1回PMF参加二ため帰国。現在,ソリストの他、室内楽奏者としても活動中。同志社女子大学学芸学部音楽学科、兵庫県立西宮高校音楽科、各講師。
中田 真理
なかた まり
ピアノ
プロフィール:
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。カナダ・バンクーバー音楽院アーティストディプロマ全額奨学生入学。バンクーバー室内楽コンクール第2位(1位該当者無し)。94年コクイットラム室内楽コンクール第1位。オランダ及びポーランドでのコンサート客演。同音楽院卒業後、クリーブランド・シンフォニー主席ティンパニスト、ポールヤンチェッチ氏とのコンサートに出演。蘇州中華人民大劇場・柿落としコンサート出演のため訪中。神戸新聞松方ホールにてチェコ共和国大使館後援プラハ・チェンバー・ソロイスツ・オーケストラと共演。ロシア領事館での演奏会客演。奈良県立高円高等学校音楽科ピアノ非常勤講師を経て、現在ソリスト、室内楽奏者、伴奏者として活動中。また学生コンクールの審査員や、小中学校での演奏会開催など音楽教育にも尽力している。
野島 香菜
のじま かな
ピアノ
プロフィール:
広島県福山市出身。くらしき作陽大学モスクワ音楽院特別演奏コース首席卒業。卒業時に松田藤子記念賞を受賞。第36回福山記念音楽祭「期待される青少年コンサート」出演、第6回ベーテンピアノコンクール入選、同大学卒業演奏会の他、第47回岡山県新人演奏会、第9回リーデンローズ新人演奏会など出演多数。
これまでにピアノを杉原真澄、高野耀子、故アンドレイ・ジェルタノク、松本和将の各氏に、伴奏法・室内楽をアルチョム・アガジャーノフ、ナターリャ・ズロビナ、アレクサンドル・マカレーヴィチの各氏に師事。
2017年伊丹市民オペラ「マスタークラス」にてエリザベス・ジュイヤール、マッスィモ・タッディーアの両氏に様々なジャンルにおいて伴奏法を学び、ディプロマ取得。
声楽リサイタル、オペラハイライト公演の伴奏の他、「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「コジ・ファン・トゥッテ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「ラ・ボエーム」「ジャンニ・スキッキ」「リゴレット」「こうもり」など、稽古ピアニストを務めた。
現在、くらしき作陽大学オペラ伴奏要員、おおもとピアノサロン 講師、中国二期会創立45周年記念「こうもり」において、稽古ピアニストを務めている。
パトリック・ヌジェ
ぱとりっく ぬじぇ
アコーディオン・シャンソン歌手
プロフィール:
フランス・フォンテンヌブロー出身。
アコーディオンを弾きながら歌うシャンソン歌手として活躍。他にピアノ、トランペットなども演奏する。これまでに10枚のアルバムをリリース。そのキャラクターからCM出演も多く、作詞、作曲も手掛け、07年には、舞台「四季の庭」の音楽監督を務めた。12年日仏友好シャンソン「KAKEHASHI」の理事に就任。仏語シャンソンの教鞭もとる。NHKホールで開催されている「パリ祭」では毎年レギュラー出演している。
藤原 藍子
ふじわら あいこ
ピアノ
プロフィール:
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてイタリア・ミラノに留学。主に藤原歌劇団公演の音楽スタッフとして「椿姫」「アドリアーナ・ルクヴルール」「蝶々夫人」「ランスへの旅」「リゴレット」「愛の妙薬」「セヴィリアの理髪師」「ラ・ボエーム」「カルメン」等に携わる他、「愛の妙薬」公演ではチェンバロ奏者を務めた。その他、日本を代表する歌手とのリサイタル・コンサートでの共演や、コンクールの伴奏者としても活躍の場を広げている。藤原歌劇団によるオペラ名曲集CD『Bravi!』vol.2,3の収録に参加。藤原歌劇団団員。
藤原 昌生
ふじわら あきお
ピアノ
プロフィール:
東京音楽大学卒業。
在学中はクラシックピアノを専攻し、卒業後はブライダル演奏や、舞台伴奏、ライブサポート、シャンソンやpopsなど幅広いジャンルで都内を中心に活動中。2014年、ロサンゼルスへ渡り、様々な音楽を体感し、現地でのライブを経験。帰国後、新たなジャンルへも精力的に活動の場を広げている。
マーク・ゴトーニ
まーく ごとーに
ヴァイオリン
プロフィール:
フィンランドを代表するヴァイオリニストの1人。21歳でブラームス国際コンクールに上位入賞しデビュー、以来ヨーロッパを始めとして北米、南米、アジア、アフリカ諸国に招かれて演奏活動を行っている。1998-2011年ラウマ音楽祭の音楽総監督、2001年よりサボンリンナ・アカデミーの室内楽部門監督をつとめる。2004年「オルフェウス弦楽四重奏団」の第1ヴァイオリン奏者に就任、同時期に「モーツァルト・ピアノ四重奏団」のメンバーとなりドイツMDG社と専属契約、多数のCDをリリースして絶賛を博す。2018年第1回「オーパス・クラシック(The OPUS KLASSIK)アワード 室内楽部門 受賞。シュレースヴィヒ=ホルシュタインやカザルス・フェスティバル(プエルトリコ、プラード)、クフモを始めとする世界の著名な音楽祭、またコンセルトヘボウ、ウィグモアホール、パラウ・デ・ラ・ムジカ、米国のリンカーン センターといった各国の主要ホールに招聘される国際的な演奏活動の傍らで、ベルリン芸術大学ヴァイオリン科主任教授として後身の指導にも情熱を傾けている。
水谷川 優子
みやがわ ゆうこ
チェロ
プロフィール:
「交響楽団の祖」と呼ばれる祖父、近衛秀麿の遺志により5歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァル テウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マギスターの称号を得る。同時期にローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑽を積みながらヨーロッパでの演奏活動を開始した。 いままでに勝田聡一、松波恵子、ハイディ・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ、室内楽を故ハンス・ライグラフ、メナヘム・プレスラー、ハーゲン弦楽四重奏団の各氏に師事し、第6回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて齋藤秀雄賞とアサヒビール賞を受賞、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、ピネローロ国際室内楽コンクール2位、バロックザール賞など多数受賞。 最新のソロアルバム「CON ANIMA~魂をそえて」は『レコード芸術』誌で準特選盤、優秀録に選出。「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)と評されている。ソリストとしての他に邦楽などの異分野アーティストとのコラボ(NHK第35回日本賞授賞式で能管の一噌幸弘氏と皇太子御夫妻のご列席のもとで記念演奏)や、「Ensemble Φ(ファイ)」「一山水」「Trio SolLa(トリオ・ソ ラ)」のメンバーとしても活動中。現在、日本とドイツに拠点を置いて各国でソリスト、室内楽奏者として演奏。近年はエジプトやヨルダンでオーケストラと共演、来春はシンガポールに招聘されている。また活発なコンサート活動の傍らではライフワークとして少年院、ホスピスなどの施設への訪問演奏を続けている。ユニークな活躍ぶりが注目されラジオやテレビにゲスト出演も多く、2018年4月より1年間ラジオ番組MUSIC BIRD「コンサートイマジンPresents 今トキ! クラシック」のパーソナリティに抜擢、また本年8月9日放送のNHK FM「長崎・祈りの音色」での演奏が反響を呼んだ。
山田 武彦
やまだ たけひこ
ピアノ
プロフィール:
洗足学園音楽大学教授・作曲コース統括責任者を経て現在はピアノコース統括責任者、ピアノ&作曲マスタークラス・チーフ。全日本ピアノ指導者協会正会員、日本ソルフェージュ研究協議会理事、日本ピアノ教育連盟会員。
東京藝術大学大学院作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業(一等賞・プルミエ・プリ)。帰国後はピアニストとして数多くの演奏者と共演、的確でおおらかなアンサンブル、色彩豊かな音色などが好評を博し、コンサート、録音、放送等の際のソリストのパートナーとして厚い信頼を得る。
吉澤 延隆
よしざわ のぶたか
箏
プロフィール:
1982 年 栃木県宇都宮市生まれ。7 歳より、和久文子のもとで箏を始める。
2006 年 平成 18 年度文化庁新進芸術家国内研修制度研修員として、箏、十七絃箏を菊地悌子、沢井一恵、福永千恵子、地歌三絃を芦垣美穂、アナリーゼを作曲家・嶋津武仁のもとで学ぶ。
07 年 東海大学大学院芸術学研究科音響芸術専攻修了。
08 年 第 15 回賢順記念全国箏曲コンクールにおいて第 1 位・賢順賞を受賞。
09 年 宇都宮市より「うつのみや市民賞」を受賞。
11 年 活躍が期待される芸術家に贈られる第10回「宇都宮エスペール賞」を宇都宮市より受賞。
16 年 栃木県「とちぎ未来大使」に就任。
現在、東海大学教養学部芸術学科非常勤講師。東京文化会館ワークショップ・リーダー。
公式ウェブサイト http://www.nobutaka-yoshizawa.com
声楽家 (50音順)
秋谷 直之
あきたに なおゆき
テノール
プロフィール:
群馬県出身。国立音楽大学声楽科卒業。二期会オペラスタジオマスタークラス修了。ミラノ音楽院修了。第10回カンツォーネコンコルソ優勝。
イタリアオペラなどをレパートリーとし、今までに「ノルマ」、「ナブッコ」、「マクベス」、「リゴレット」、「椿姫」、「仮面舞踏会」、「オテッロ」、「ザザ」、「エドガール」(日本初演)、「ボエーム」、「トスカ」、「蝶々夫人」、「トゥーランドット」などの主役を演じる。
イタリアではローマのドーリア・パンフィーリ宮殿を始め、各地にてコンサートに多数出演し、好評を得る。
これまで新国立劇場をはじめ、サントリーホールオペラ、びわ湖ホールオペラなど日本を代表する数々のオペラに出演している。新国立劇場に於いては、「愛怨」(瀬戸内寂聴書き下ろし)で主役の大野浄人、こどものためのオペラ劇場「ジークフリートの冒険」でジークフリートなどを演じ、いずれも各方面から好評を得ている。 二期会会員。
井ノ上 ひろみ
いのうえ ひろみ
ソプラノ
プロフィール:
東京都出身、国立音楽大学卒業。東京文化会館推薦新人演奏会オーディション合格。東京室内歌劇場「カイロの鵞鳥」のチェリドーラでオペラデビュー、「奥様女中」のセルピーナ等で出演後1991年~1995年イタリアへ留学、アリーゴ=ポーラ、ジャチント=プランデッリ、ジュディッタ=パリスの各氏に師事し研鑽を積むかたわらイタリア各地でコンサートに出演。
帰国後オペラ「椿姫」ヴィオレッタ、「カルメン」ミカエラ、「パリアッチ」ネッダ「ロングクリスマスディナー」レオノーラ、「ラ・ボエーム」ミミ、「三部作」の修道女アンジェリカのアンジェリカ等でオペラに出演。
東京文化会館小ホールにて日本演奏連盟主催のソロリサイタル、二期会創立50周年記念30日連続コンサート、二期会サロンコンサート、サントリーホール二期会週間等をはじめコンサート、ディナーショーにも多数出演。
二期会スペイン音楽研究会創立メンバーとしても積極的に活動している。
現在、二期会会員、東京室内歌劇場会員、日本演奏連盟会員。
井ノ上 了吏
いのうえ りょうじ
テノール
プロフィール:
福岡県出身。国立音楽大学卒業。日伊コンコルソ入賞、及びイタリア声楽コンコルソ金賞、2年連続テノール大賞受賞。日本声楽コンクール入選。東京国際コンクール入賞、及び海外留学助成金を授与される。
91年よりイタリアに留学。パドヴァ国際コンクール、パヴィア国際コンクール等入賞。ブレーシャ、ベルガモ、ミラノ、モデナ、パルマ等の都市にてコンサート、マントヴァ市主催のオペラ『ブルスキーノ氏』等の出演でも好評を得た。
帰国後は、二期会公演に多数主演。新国立劇場主催オペラ鑑賞教室「トスカ」カヴァラドッシ他多数出演。2008年にはプッチーニ生誕150年フェスティバルオペラ「三部作」を公演監督。2009年二期会『椿姫』(宮本亜門演出・新制作)アルフレードにも出演、オペレッタ『メリー・ウィドー』カミーユ・ド・ロジョンなども当たり役としている。2010年佐渡裕プロデュースオペレッタ『こうもり』アルフレード、新国立劇場オペラ『ルサルカ』に出演。「第九」、ヴェルディ「レクイエム」をはじめとして国内の主要オーケストラとの共演も多い。NHK「FMリサイタル」同「名曲リサイタル」、テレビ朝日「題名のない音楽会21」等メディアにも多数登場している。昨年偉大なテノール、ベニアミーノ・ジーリの生地レカナーティにおいての記念コンサートで大成功をおさめる。
伸びやかでリリックな美声と華ある舞台姿で聴衆を魅了するテノール
昭和音楽大学准教授、国立音楽大学非常勤講師、日本演奏連盟会員、 二期会会員
上原 正敏
うえはら まさとし
テノール
プロフィール:
国立音楽大学、同大学院声楽科オペラコース修了後、歌劇「椿姫」にてオペラデビュー。
‘92年よりイタリアに留学。パドヴァ「イリス・アダミ・コラッディティ国際コンクール」を始めとする様々なコンクールに1位、入賞を重ねる。
翌年ボローニャ歌劇場のオーディションに合格し、同劇場にて本格的なヨーロッパデビューを果たす。その後、ハンガリー・ブタペスト国際コンクールにて1位になったのをきっかけに、ボローニャ歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ハンガリー国立歌劇場、ドイツ・オルデンブルグ市立劇場、フィナーレ・エミーリア劇場、サントリーホール、新国立劇場など国内外の劇場にて様々なオペラに出演。また、ニューヨーク・カーネギーホール、ミュンヘン・コンサートホール、サンパウロオペラ劇場、ミラノ・ヴェルディホール等にて、バイエルン放送交響楽団、トスカニーニオーケストラ、ヴェルディオーケストラなどのソリストとしてもコンサートに出演している。‘01年帰国後、新国立劇場、二期会公演等オペラ出演。コンサート、宗教曲のソリスト等でも活躍中である。ソロコンサート活動も盛んで‘02年、‘10年には紀尾井ホールでソロリサイタルを、‘04年10月にはアメリカ大使館にて紀宮様、アメリカ大使夫人他のもとでソロコンサートを行った。正統的なオペラ出演やコンサートの合間に行っている、その卓越したテクニックを駆使してテノールの声で歌うソプラノの難曲や、美空ひばり等の歌をオペラ風にして歌ってみたりするエンターテーメント性に溢れたトークコンサートも好評である。
ニッカオペラ新人賞、東京ガスオペラ新人賞、五島記念文化財団オペラ賞受賞。二期会会員
大山 大輔
おおやま だいすけ
バリトン
プロフィール:
東京藝術大学首席卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。兵庫芸文センター《メリー・ウィドウ》ダニロにて若くして鮮烈なデビューを飾って以降、《セビリャの理髪師》、《フィガロの結婚》フィガロ、《ラ・ボエーム》マルチェッロ等、主要な役を数多く演じている。
特に近年は“井上道義×野田秀樹”による《フィガロの結婚》フィガ郎や、宮川彬良作曲 歌劇《ブラック・ジャック》タイトルロール、異彩を放つシアターピース、バーンスタイン《ミサ》でのセレブラント 等、数々の主役として圧倒的な存在感を示している。また宗教曲や、古楽の分野においても数多くのコンサートソリストを務める他、役者として演劇作品への出演も多く、劇団四季ミュージカル《オペラ座の怪人》ではファントムとして客演するなどジャンルを越えて活躍しており、その多彩な経験と独自の表現力から、台本執筆、MC・ナレーション、歌唱・演技指導にも定評がある。日本声楽アカデミー会員。アチーブメントプロデュース専属歌手。洗足学園音楽大学ミュージカル・声楽コース講師。
東京メトロポリタンオペラ財団育成部ディレクター。
大川 博
おおかわ ひろし
バリトン
プロフィール:
埼玉県出身。国立音楽大学大学院声楽専攻修了。さわかみオペラ芸術振興一般財団法人の助成にてイタリアに留学。2017年トリエステ・ヴェルディ歌劇場「エフゲニー・オネーギン」でイタリアデビュー。東京二期会オペラ劇場「ジャンニ・スキッキ」「サロメ」「蝶々夫人」「天国と地獄」に出演。二期会会員。
金山 京介
かなやま きょうすけ
テノール
プロフィール:
島根県出身。国立音楽大学声楽科首席卒業。卒業時に矢田部賞受賞。オペラ・ソリストコース修了。東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程(オペラ)を修了。
二期会オペラ研修所第56期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。
オペラ「コシ・ファン・トゥッテ」フェランド、「秘密の結婚」パオリーノ、「椿姫」アルフレード、千住明作曲のオペラ「滝の白糸」(世界初演)口上の芸人役、「フィレンツェの麦わら帽子」ファディナール役にて出演。また、二期会オペラ「魔笛」タミーノ役で二期会本公演デビューした後、日生劇場オペラ「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ、「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ、「後宮からの逃走」ベルモンテ役等国内の主要なオペラに続けて出演している。2017年の3月には神奈川県民ホールオペラ「魔笛」にてタミーノ役を務め好評を博した。
宗教曲ではメサイア、モーツァルト・レクイエム、第九、ロッシーニ・スターバトマーテル、ハイドン天地創造等のソリストも務める。
男性声楽ユニット「La Dill」の一員としてメジャーデビュー。日本クラウンよりミニアルバム「匂い立つ風」が発売中。二期会会員。
片寄 純也
かたよせ じゅんや
テノール
プロフィール:
国立音楽大学声楽学科卒業。ヴェルディ作曲オペラ『椿姫』アルフレード役に抜擢されオペラデビュー。これまでにヴェルディ作曲『運命の力』ドン・アルヴァーロ役、『仮面舞踏会』リッカルド役、『エルナーニ』エルナーニ役、プッチーニ作曲オペラ『ラ・ボエーム』ロドルフォ役、『外套』ルイージ役、『蝶々夫人』ピンカートン役、『トスカ』カヴァラドッシ役、ビゼー作曲オペラ『カルメン』ドン・ホセ役、J、シュトラウス作曲喜歌劇『こうもり』アルフレート役、ワーグナー作曲オペラ『さまよえるオランダ人』エリック役、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』ツォルン役など多数のオペラに主要な役で出演し、深みがあって力強く張りのある声と安定感のある歌唱で好評を博している。
近年の活動として2011年2月には世界的奇才の演出家コンヴィチュニー演出の二期会公演R、シュトラウス作曲オペラ『サロメ』にヘロデ王役で出演し難役を見事に演じ、2012年7月にはカリニャーニ指揮二期会公演レオンカヴァッロ作曲オペラ『パリアッチ』にカニオ役で出演、迫真の演技と見事な歌唱で絶賛されその模様はNHKのBSで放映された。また同年9月にクラウス・グート演出、飯守泰次郎指揮、二期会60周年記念公演ワーグナー作曲オペラ『パルジファル』にパルジファル役で出演し、ヘルデンテノールにふさわしい力強さを持ち艶のある声と高い評価を得た。
コンサートではヴェートーベン作曲『第九』やモーツァルト作曲『レクイエム』、ヘンデル作曲『メサイア』のテノールソロとして出演し、いずれも好評を博している。
二期会会員。
九嶋 香奈枝
くしま かなえ
ソプラノ
プロフィール:
小樽市出身。東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所第4期修了。文化庁在外派遣研修員としてミラノに留学。第54回全日本学生音楽コンクール全国第1位、HIMESコンクール第1位受賞。
研修所在籍中に新国立劇場公演「トスカ」羊飼い役でデビュー、その後も同劇場公演「カルメン」フラスキータ、「愛の妙薬」ジャンネッタ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「フィガロの結婚」スザンナ、バルバリーナ役他、数々のプロダクションに出演し、特に2013年に出演した「フィガロの結婚」スザンナ役は各方面から好評を得る。
2005年にはギリシャにて「魔笛」に招聘されヨーロッパデビュー。
その他東京二期会、サントリーホールオペラ、びわ湖ホールの公演等にも多数出演。2013年からは3年連続でPMFにも携わり、オープニングセレモニーやコンサート、オペラ等にも出演した。
2015年7月東京二期会「魔笛」(演出:宮本亜門)パパゲーナ役で出演し、好評を博した。二期会会員。
越乃 リュウ
こしの りゅう
ヴォーカル
プロフィール:
1993年 第79期生として宝塚歌劇団に入団
2008年 宝塚史上最年少で月組組長に就任 月組生80人を牽引し数々の公演を成功に導く
2013年 宝塚歌劇団退団
退団後は、150周年スイス日本友好記念行事公式開会式にて日本とスイスの国歌独唱
V.プレミアリーグ優勝決定戦にて国歌独唱
カンヌにてモナコ公国アルベール2世大公主主催パーティーでパフォーマンス
MBS毎日放送 知的好奇心バラエティー番組「おとな会」にナレーターとしてレギュラー出演
飛鳥Ⅱにて船上コンサート
京都・上賀茂神社式年遷宮一周年奉納イベント「百華繚乱」をプロデュース
舞台「エリザベートTAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート」出演
写真展「SPIELER~表現者」を東京、京都、新潟の三都市で開催
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 コンサートホールにて クリスマスソロコンサート
GINZA SIX観世能楽堂で芸能生活25周年記念リサイタル「瀏覇」を公演
在団中より、ダンスと歌、芝居と三拍子そろった男役として活躍
なかでも長身を生かした、しなやかなダンスを得意とし、近年は振り付けも手がける
ディナーショーやソロコンサートをはじめ、トークMC、フォトグラファーなど表現者として舞台を中心に新たな活動の場を広げている
近藤 圭
こんどう けい
バリトン
プロフィール:
国立音楽大学大学院を首席で修了。新国立劇場オペラ研修所修了。ローム ミュージック ファンデーションの奨学金を得て渡独。『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールでオペラ・デビュー。
近年は小澤征爾指揮『子供と魔法』大時計役、東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン役、日生劇場『ラ・ボエーム』ショナール役等で出演。また当たり役とされている『魔笛』のパパゲーノ役は、新国立劇場、日生劇場、黒い薔薇歌劇と立て続けに出演し、高い評価を得ている。本年は、東京芸術劇場『ドン・ジョヴァンニ』マゼット役、小澤征爾音楽塾『カルメン』ダンカイロ役等に出演し成功を収めた。
『カルミナ・ブラーナ』『メサイア』『第九』等のソリストも数多く務めている。BSフジ『レシピ・アン』でMCを務める等メディアにも数多く出演している。二期会会員
古橋 郷平
こはし ごうへい
テノール
プロフィール:
大阪府出身。沖縄県立芸術大学卒業。
ボローニャ国立音楽院にて研鑽を積む。
在伊中、ボローニャ市立歌劇場にてオペラデビューを果たす。トスティ歌曲国際コンクールアジア予選で優勝、聴衆賞、奈良県知事賞受賞。その後イタリア本選にて第3位、聴衆賞受賞。 日本音楽コンクール(オペラ、歌曲 両部門)入選。これまでに、『魔笛』タミーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、 東京オペラプロデュース『復活』ディミトリ等に出演。コンサートソリストとしては、『第九』、『レクイエム』(モーツァルト、ヴェルディ)、オルフ『カトゥーリカルミナ』『カルミナブラーナ』、大阪フィルハーモニー交響楽団創立70周年記念、バーンスタイン『ミサ』(井上道義指揮)等でも活躍。東京二期会では14年『チャールダーシュの女王』エドウィン、15年パルマ王立歌劇場との提携公演『リゴレット』マントヴァ公爵(アンドレアバッティストーニ指揮)、17年『蝶々夫人』ピンカートン(ガエタノデスピノーサ)に出演し好評を博す。
腰越 満美
こしごえ まみ
ソプラノ
プロフィール:
東京コンセルヴァトアール尚美ディプロマコース修了。
二期会オペラスタジオ修了。修了時最優秀賞、及び川崎静子賞受賞。
文化庁オペラ研修所修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。
フェッルッチョ・タリアヴィーニ国際コンクール第1位受賞。
オペラでは二期会本公演、『蝶々夫人』タイトルロール他、宮本亜門演出『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『フィガロの結婚』伯爵夫人役などに出演。
新国立劇場には開場記念オペラ『建・TAKERU』で夏乃役以降、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、『鳴神』(市川團十郎演出)雲の絶間姫、『夕鶴』つう他、多数出演。
日生劇場には『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナ役にて出演した他、日本初演オペラ『リア』、『ルサルカ』にも出演。
その他、『ラ・ボエーム』ミミ、『トスカ』タイトルロール等大舞台の主役を務めている。
オペレッタにおいても二期会、京王オペレッタなどで、数々の主役を演じている。
ビクターエンターテインメントより「マイ・フェイヴァリット」、カメラータトウキョウより「武満 徹:ソングス」をリリース。
「NHKニューイヤーオペラコンサート」「題名のない演奏会」などにも出演。
現在、桐朋学園大学准教授、尚美学園大学客員准教授。二期会会員。
シュー・チャン
しゅー ちゃん
テノール
プロフィール:
北京中央音楽院卒業。東京芸術大学大学院に留学。2001年よりドイツ・ウルム市立歌劇場のソロ専属歌手となり、現在はドイツ・州立マイニンゲン歌劇場のソロ専属歌手・プリモテノールを務め、人気実力共に欠かすことのできない存在となっている。ベッリーニ国際コンクール第1位。クロアチア・テノール国際コンクール第1位。01年ドイツ・ウルム歌劇場「椿姫」アルフレードでヨーロッパデビュー。以降、イスラエルのテル・アビブ歌劇場、イタリアのフィレンツェ・オペラ・フェスティバル、エストニアのタルトゥ歌劇場、スペインのカナリア諸島ラス・パルマス音楽祭、スイスのビール歌劇場、ルーマニアのアラト市民ホール、ポーランドのクラコフ・オペラ・フェスティバル、韓国の大邸国際オペラ・フェスティバル、中国の国立歌劇場のオープンセレモニー、オーストリアのウィーンでヨーロッパフィルハーモニーと共演等、世界各地でオペラやコンサート、また宗教曲等にも出演し成功を収めている。
今まで世界の歌劇場で出演したオペラのレパートリーの広さは30種類を超え、プリモテノールとして700回以上のオペラの本番を積み、いずれも好評を得ている。どんな役柄においても伸びやかな美声、叙情性豊かな表現力と圧倒的な存在感で聴衆を魅了する歌手であると国際的に高く評価されている。
藤原歌劇団団員。中国四川音楽大学客員教授。中国・吉林省出身。
ジョン・ハオ
じょん はお
バス
プロフィール:
中国瀋陽出身。中国中央音楽学院卒業後、中国中央オペラハウスにて活躍。05年に来日し、東京藝術大学大学院修了。第38回イタリア声楽コンクールシエナ部門シエナ大賞(第1位)受賞。
07年日本デビューとなった東京藝大創立120周年記念公演『ラ・ボエーム』コッリーネで一躍脚光を浴び、09年井上道義指揮・東京芸術劇場シアターオペラ『トゥーランドット』ティムールで更に注目を集める。以降12年二期会『ナブッコ』ザッカーリア、13年佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ『セビリャの理髪師』バジリオ、日生劇場『フィデリオ」』ドン・ピツァロ、14年二期会『ドン・カルロ』フィリッポ二世、15年いずみホール『魔笛』ザラストロ、16年同『ドン・ジョヴァンニ』騎士長、17年びわ湖ホール『ラインの黄金』ファフナー等、バスの主要な役を演じる活躍を見せ、存在感ある美声の貴重なバスとして好評を博している。
またコンサートでもベートーヴェン「荘厳ミサ」「第九」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、ショスタコーヴィチ「森の歌」等のソリストとして高い評価を得ており、17年には「NHKニューイヤーオペラコンサート」に初出場した。二期会会員
下園 理恵
しもぞの りえ
メゾ・ソプラノ
プロフィール:
国立音楽大学音楽学部声楽学科卒業。
二期会オペラ研修所第 48 期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。 故大平繁子・高見昭子・秋葉京子の各氏に師事。神奈川県新人演奏会・二期会新進声楽家の夕べなど多数演奏会に出演のほか、アンサンブル・グループ〈二期会マイスタージンガー〉の活動も行う。
オペラはこれまでに《カヴァレリア・ルスティカーナ》サントゥッツァでデビュー後、 《カルメン》タイトルロール・メルセデス、《コシ・ファン・トゥッテ》ドラベッラ、《魔笛》侍女2、《ジャンニスキッキ》ツィータ等、多数出演。東京二期会公演・宮本亜門演出《フィガロの結婚》でケルビーノ役に抜擢され大成功 を収める。
第55回NHKニューイヤーオペラコンサートにて《カルメン》メルセデス役で出演。また文化庁の『次代を担う子供の文化芸術体験事業』にて全国各地で公演を行っている。昨年に引き続き、今年 12 月に横須賀芸術劇場での第九演奏会にてアルトソロで出演予定。二期会会員。
高田 智士
たかだ さとし
バリトン
プロフィール:
国立音楽大学大学院修了。新国立劇場オペラ研修所8期生修了。2008年から2012年までドイツに留学。その間、Darmstadt音楽院オペラ科を優秀な成績で修了し、多くの演奏会やダルムシュタット州立劇場の公演に出演した。現在は二期会会員として、二期会公演を始め様々なオペラやコンサートソリストとして目下活躍中。
高柳 圭
たかやなぎ けい
テノール
プロフィール:
国立音楽大学声楽学科卒業、同大学院修了。第77回読売新人演奏会出演。
二期会オペラ研修所第54期マスタークラス修了、修了時に優秀賞受賞。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト「蝶々夫人」ピンカートン役カヴァーキャスト、「フィガロの結婚」バジリオ役メインキャストで出演。千住明作曲新作オペラ「滝の白糸」村越欣弥役を創唱。錦織健プロデュースオペラ「後宮からの逃走」ペドリッロ役で出演。二期会ニューウエーブオペラ劇場「スペイン時間」ゴンザルヴェ役で出演。その他、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェランド、「愛の妙薬」ネモリーノ、「椿姫」アルフレード、「リゴレット」マントヴァ公爵、「カルメン」ドン・ホセ等多数のオペラに出演。イタリア・ピエモンテ州ピネローロ市立劇場にてモーツァルト「レクイエム」のソリストを務める。その他ベートーヴェン「第9」「ミサソレムニス」、ハイドン「天地創造」、などのソリストを務める。二期会会員。
笛田 博昭
ふえだひろあき
テノール
プロフィール:
名古屋芸術大学音楽学部声楽科首席卒業。同大学大学院修了。名古屋芸術大学特別公演『トゥーランドット』カラフ役でオペラデビュー。その後イタリア留学中にコンクールで優勝。フェッラーラ歌劇場で『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ役で出演し、イタリアデビューを果たす。イタリアをはじめ国外において多数のオペラやコンサートに出演しながら、研鑽を積む。
帰国後、『仮面舞踏会』リッカルド、『蝶々夫人』ピンカートン、『トスカ』カヴァラドッシ、『カルメン』ドン・ホセ、『ノルマ』ポッリオーネ、『イル・トロヴァトーレ』マンリーコ、『道化師』カニオ、『椿姫』アルフレードなど、藤原歌劇団公演をはじめとし、プリモ・テノールとして数多くの公演に参加し、常に好評を博している。2020年2月藤原歌劇団公演『リゴレット』マントヴァ公爵役として出演が決定している。国内外問わずソリストとしても活躍。イタリア・ヴァチカン国際音楽祭に参加し枢機卿の音楽ミサで演奏、NHKニューイヤーオペラコンサート、各種コンサートに出演。類まれなる“声”と恵まれた舞台姿を兼ね備えた、文字どおりのプリモ・テノールである。
第20回五島記念文化賞オペラ新人賞、文化庁新進芸術家海外留学制度研究員、第50回日伊声楽コンコルソ第一位、及び五十嵐喜芳賞・岡部多喜子賞受賞等、受賞多数。藤原歌劇団団員。新潟県湯沢町特別観光大使。
藤田 卓也
ふじた たくや
テノール
プロフィール:
島根大学卒業同大学院修了の後、渡欧。KOBE国際学生音楽コンクール1位、ドヴォルザーク国際声楽コンクール2位等を受賞。スロヴァキアの国立歌劇場において主役として舞台に立つ他、ウィーン室内歌劇場、シェーンブルン宮殿歌劇場でのオペラ公演、またチェコやポーランドでの国際音楽祭に出演。2006年より帰国し、第21回国民文化祭・やまぐち2006開会式において皇太子殿下の御前で国歌斉唱を務める他、全国各地でオペラ、第九等に出演。2013年ミラノのダル・ヴェルメ劇場にてジルヴェスターコンサートに出演。2008年山口県芸術文化振興奨励賞、2013年エネルギア音楽賞を受賞。くらしき作陽大学、大阪音楽大学非常勤講師。藤原歌劇団団員。
松原 有奈
まつばら ゆな
ソプラノ
プロフィール:
国立音楽大学声楽科卒業、同大学院オペラコース首席修了。イタリア・ミラノにて研鑚を積む。第64回日本音楽コンクール声楽部門第2位入賞。
二期会50周年記念公演、パスカル・ヴェロ指揮、宮本亜門演出「フィガロの結婚」においてスザンナ役を多数の応募者の中から射止め、清冽な歌唱とチャーミングな舞台姿で大喝采を浴びた。その後、二期会オペラ、若杉 弘指揮、鈴木敬介演出、R.シュトラウス作曲「エジプトのヘレナ」(日本初演)にアイトラ役し存在の大きさを確実なものとした。パスカル・ヴェロ指揮、宮本亜門演出の「コジ・ファン・トゥッテ」にデスピーナ役で出演、本公演最大の立役者と評される。同公演は文化庁芸術祭大賞を受賞した。
新国立劇場小劇場「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィーラ)、国立音楽大学主催「魔笛」(パミーナ)、横浜シティオペラ「ヘンゼルとグレーテル」(グレーテル)、「フィガロの結婚」(スザンナ)、「カルメン」(ミカエラ)、「ラ・ボエーム」(ムゼッタ)、「こうもり」(アデーレ)、浜離宮マイクロオペラ「椿姫」(タイトルロール)、及び「カルメン」(ミカエラ)、室内歌劇場「コジ・ファン・トゥッテ」(デスピーナ)、立川市民オペラ「パリアッチ」(ネッダ) 町田シティ・オペラ「フィガロの結婚」(スザンナ)、「ラ・ボエーム」(ミミ)、「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・エルヴィーラ)等に出演。新国立劇場アンドレアス・ホモキ演出「フィガロの結婚」スザンナ役に抜擢され、その安定した歌唱と的確な演技により各誌で高い評価を受けた。その他、二期会主催のコンサート、NHK-FM名曲リサイタルに出演のほか、モーツァルト・フォーレ・ヴェルディの「三大レクイエム」をはじめ、ヘンデル「メサイヤ」「天地創造」、モーツァルト「ハ短調ミサ曲」「戴冠ミサ曲」、バッハ「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、等、宗教曲、合唱曲のソリストとしての出演も多く、正統的でムラの無い歌唱が常に高い評価を得ている。
二期会会員、国立音楽大学講師。
CD「松原有奈モーツァルト・オペラ・アリア集with Piano Quintet」をリリース。
松本 真代
まつもと まよ
ソプラノ
プロフィール:
フェリス女学院大学音楽学部声楽学科卒業。同大学ディプロマコース修了。二期会マスタークラス修了。成績優秀者による《二期会新進声楽家の夕べ》に出演。《第31回ソレイユ音楽コンクール》第2位、優秀賞受賞。2017年『ばらの騎士』で二期会オペラデビュー。二期会会員。町田シティオペラ協会ソリスト会員。
真丘 奈央
まさおか なお
ソプラノ歌手・女優・ヴォイス・トレーナー
プロフィール:
1991年宝塚歌劇団に入団。花組に配属され歌、踊り、芝居と三拍子揃った男役として早くから注目され、特に歌唱力を認められて活躍。(「ベルサイユのばら」「エリザベート」「風と共に去りぬ(ベルワットリング役)」宝塚歌劇団90周年記念祝舞「飛翔無限」にて幕開けのソロを務める等)2004年同劇団を退団後、「HONK!」(アイーダ役)、J・シュトラウス作曲のオペレッタ「こうもり」(オルロフスキー殿下役) 他の舞台に出演。
現在は歌手、歌唱指導者、音楽療法士として活動中。2009年4月、国立音楽大学声楽科に入学(ソプラノ専攻) 次席卒業2013年5月 読売新聞主催新人演奏会に出演2014年 9月~2015年4月 宝塚歌劇団において公演の歌唱指導助手をつとめる。
2015年6月 安寿ミラダンスコラボレーション「FEMALEvol.12」にシンガーとして出演。9月よりインターネット放送WALLOPにてパーソナリティーをつとめる。2016年11/26-27ロンドンにてジャパン フェスティバル「HYPER JAPAN」出演
村上 公太
むらかみ こうた
テノール
プロフィール:
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。新国立劇場オペラ研修所第6期修了。第73回読売新人演奏会出演。文化庁在外派遣研修員としてイタリア・ボローニャへ留学。ボローニャにて研鑽を積む。イタリア・トラーパニにて行われたジュゼッペ・ディ・ステーファノ国際コンクールにおいてリゴレットのマントヴァ公爵役を獲得し出演。新国立劇場では文化庁主催10周年記念コンサート(皇太子殿下、雅子妃殿下御前演奏)。プッチーニ『ラ・ボエーム』パルピニョール。ワーグナー『パルジファル』聖杯守護の騎士。ヨハン・シュトラウス『こうもり』アルフレード。リヒャルト・シュトラウス『ばらの騎士』ファーニナル家の執事。二期会公演ではプッチーニ『トゥーランドット』ポン。ヴェルディ『マクベス』マルコム。カールマン『チャルダーシュの女王』ボニ(日本語訳詞上演)。R・シュトラウス『ダナエの愛』ポルクス等を演じた。その他第九、ミサ、レクイエム等のソリストとしても活躍中。近年はシンガポール・リリック・オペラにてプッチーニ『ラ・ボエーム』ロドルフォ、モーツァルト『魔笛』タミーノ、リヒャルト・シュトラウス『サロメ』ナラボート、ヴェルディ『椿姫』アルフレードと立て続けに出演し現地にて好評を博した。2015年3月には西武プリンスドームにてプロ野球開幕戦の国歌独唱もつとめた。フジテレビ系痛快TV スカッとジャパン出演。東京音楽大学オペラ研究員。二期会会員。
森山 京子
もりやま きょうこ
メゾ・ソプラノ
プロフィール:
国立音楽大学卒業。ジョヴァンナ・ヴィーギ、アントニオ・ベルトラミの両氏に師事。1993年秋より文化庁派遣芸術家在外研修員として1年間ミラノに留学。1985年、ニッカ・カルメンシータのオーディションで第1位。また、ドイツのライプツィヒ歌劇場と1994/1995、1995/1996の2シーズンの契約のほか、イタリアのパルマのコンセルヴァトーリオでのリサイタル、パルマ、レッジョ・エミーリアでヴィヴァルディ『ユディッタの光栄』ヴァーガンズ、ジェノヴァでのコンサートなど海外での活動も続け、2000年3月はルーマニア国立歌劇場の『カルメン』にタイトルロールで出演している。1998年『ナブッコ』フェネーナ、『セビリアの理髪師』ベルタ、1999年『マノン・レスコー』音楽家、『蝶々夫人』スズキ、2000年『イル・トロヴァトーレ』イネス、2002年『カルメン』メルセデス、2003年『オテロ』エミーリア、2007年『フィガロの結婚』マルチェッリーナ、2008年『軍人たち』ド・ラ・ロッシュ伯爵夫人等、新国立劇場には多数出演している。NHKニューイヤー・オペラコンサート、NHK-FMでも活躍している。藤原歌劇団では、2002年3月「カプレーティ家とモンテッキ家」のロメオで絶賛を博した。同年7月には「蝶々夫人」(チョン・ミョンフン指揮)にスズキで出演。その後は、2003年3月「イタリアのトルコ人」、2004年3月「アルジェのイタリア女」、2005年2月「ラ・チェネレントラ」とロッシーニ・オペラの主役出演が続き、いずれも絶賛を博している。2018年4月新国立劇場20周年記念公演「アイーダ」で急遽アムネリス役を歌った。洗足学園大学非常勤講師。藤原歌劇団団員。
盛田 麻央
もりた まお
ソプラノ
プロフィール:
国立音楽大学声楽科卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所第52期マスタークラス修了。修了時に優秀賞及び奨励賞受賞。パリ・エコール・ノルマル音楽院、パリ国立高等音楽院修士課程を満場一致の最優秀の成績で卒業。第17回日仏声楽コンクール第1位及び竹村賞、第13回東京音楽コンクール第2位、第8回エレーナ・オブラスツォヴァ国際ヤングオペラコンクール第3位など数々のコンクールで入賞。二期会『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、二期会『フィガロの結婚』バルバリーナ役で出演し好評を博した。オペラでは他にも『魔笛』パミーナ、『椿姫』タイトルロール、『トゥーランドット』リュウ役等に出演。コンサートでは、ベートーヴェン「第九」、モーツァルト「ハ短調ミサ」「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」等のソプラノソロとしても実績を積み、幅広く活動している。二期会会員。
山口 安紀子
やまぐち あきこ
ソプラノ
プロフィール:
神戸女学院大学人間科学部卒業。イタリア国立G.ヴェルディ音楽院ミラノ声楽科ディプロマ取得、同音楽院の大学院課程を首席で修了。第49回日伊声楽コンコルソ第1位。A.コルツァーニ国際声楽コンクール第2位。J.アラーガル国際声楽コンクール、G.シミオナート国際声楽コンクール第3位。その他数多くの国際コンクールにて上位入賞を果たす。スイスのロカルノ劇場「フィガロの結婚」伯爵夫人役でデビューし、イタリアのフォルリ市立歌劇場「蝶々夫人」題名役、スペインのイルン歌劇場「トロヴァトーレ」レオノーラ役、イタリアのM.フィリッペスキー オペラフェスティバル「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥツァ役、トリノのアラルド劇場「トスカ」題名役などで出演。その他チェゼーナ市立歌劇場、マントヴァ市立歌劇場、カタルーニャ音楽堂など、欧州各地でオペラやコンサートに出演。日本においては藤原歌劇団80周年記念オペラ公演「蝶々夫人」題名役でデビューを飾り、同主催公演「仮面舞踏会」アメーリア役で出演し、いずれも好評を博した。また市民オペラなどで「トスカ」、「トゥーランドット」においても題名役で出演し、日本での活動の幅を広げている。藤原歌劇団団員。
山﨑 わかな
やまざき わかな
ソプラノ
プロフィール:
東京都出身。国立音楽大学卒業、同大学院オペラコース修了。国立音楽大学卒業演奏会、同大学院新人演奏会、大学院オペラ『フィガロの結婚』スザンナ役、二期会新進声楽家の夕べ、第20回DIVA,DIVOなどに出演。二期会マスタークラス修了時に優秀賞受賞。二期会会員。
吉田 連
よしだ れん
テノール
プロフィール:
国立音楽大学卒業、同大学院修了。第81回読売新人演奏会に出演。二期会オペラ研修所マスタークラス修了、奨励賞及び優秀賞受賞。 2014年9月、東京二期会本公演『イドメネオ』にて題名役のアンダースタディに抜擢され、同年11月にはHakuju Hallにて開催された、第5回二期会 モーニングディーヴァ,ディーヴォに出演。2016年2月『イル・トロヴァトーレ』使者役にて本公演デビューした後、同年11月には『ナクソス島のアリアドネ』スカラムッチョ役を好演。2017年7月には、東京二期会本公演『ばらの騎士』に元帥夫人家執事役として出演。同年11月『こうもり』アルフレード役、2018年2月『ローエングリン』ブラバントの貴族役として出演。これまでに『コシ・ファン・トゥッテ』『ドン・ジョヴァンニ』『フィガロの結婚』『魔笛』『ランメルモールのルチア』『愛の妙薬』『メリー・ウィドウ』『こうもり』等に主要な役として出演する他、ベートーヴェン「交響曲第9番」等、宗教曲のテノールソリストを務める。東京二期会会員。