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ギアナ高地 トラベルインフォメーション
更新日:2004年10月現在
ベネズエラ、ブラジル、ガイアナなど南米5ヵ国にまたがる“地球最後の秘境”ギアナ高地。
そのギアナ高地の中心に位置するのがベネズエラ南東部のカナイマ国立公園です。四国の約1.5倍の面積を持つカナイマ国立公園の、濃緑色のじゅうたんを敷き詰めたような熱帯雨林に、巨大なテーブルのような卓状台地(テプイ)が点在しています。その数、100以上。 一帯の地層は、およそ17億年前の先カンブリア時代もので、地球上で最も古い岩盤のむき出しの姿。 風雨で軟らかい部分が浸食され、硬い地質だけがテーブル状に残ったものです。その標高は約2000m〜2800m。
特異で人を寄せつけない地形をもつこの一帯は、古くから神秘的な土地とされ、オリノコ川流域に住むインディオたちは、この高地を、名前(グアイ)の無い(イアナ)場所、つまり名前のつけようがない所として、グアイ・イアナ(ギアナ)と呼ぶようになりました。
コナンドイルの小説「失われた世界(ロストワールド)」の舞台となったのは、代表的なテプイのひとつである標高2810mのロライマ山。また最も大きいテプイの一つであるアウヤン・テプイから落下するエンジェルフォール(アンヘルの滝)は落差979mと世界最長を誇ります。その落差ゆえに、滝は途中で霧となり滝壺は存在しません。
テプイ(卓状台地)上部は岩の柱が林立する湿地帯。ほぼ垂直に切り立った崖で周囲と隔絶されているため、動植物は独自の生態系を保ち続け、現在確認されている動植物のうち約75%が固有種と言われています。

今から2億5000万年前、ゴンドワナ大陸は約2億年を要して、現在の南アメリカ、オーストラリア、アフリカ、南極大陸を創り出しましたが、この地殻変動はギアナ高地を中心に起こったといいます。
つまり、ギアナ高地は微動だにせず、この地殻変動を何億年も傍観していたのです。この地球最古の土地に一歩踏み込めば、人類200万年の歴史すら、悠久の地球の歴史の前ではほんの一瞬でしかないことを思い知らされることでしょう。
雨季(5月〜10月)
川の水量が増量するため、ギアナ高地に無数に存在する滝の迫力ある姿がご覧いただけます。
ボートでジャングルの奥地まで進むことができ、ギアナ高地のハイライトでもあるエンジェル・フォールをご覧いただくのも雨季がベストシーズンです。(遊覧飛行は風雨の状況で中止となることがあります。)
雨はだいたい夕方から降り始め、一晩中降り続け、明け方止むことが多いようです。
お昼頃には雲が晴れる傾向があります。また、乾季に比べるとロライマ山などは雲の状況で見られないことが多くなります。
乾季(11月〜4月)
湿度が低くなり、爽やかで過ごしやすい季節です。
川の水量が少なくなるため、ボートでエンジェルフォールに接近できる可能性は少なくなりますが、天候が安定しているため、遊覧飛行で滝に接近できるチャンスは高くなります。(注:乾季の終わりには滝の水がなくなることがあります)
テプイを遠望しながらのグランサバンナ・ドライブは、素晴らしい眺めが期待できます。
気温は℃、降水量はmm
  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
カラカス/ベネズエラ
最高気温 27 27 28 28 28 27 27 28 28 28 26 26
最低気温 15 15 16 17 18 18 18 18 18 18 17 16
降水量
19

18

26

57

134

169

164

137

119

123

82

45
東京/日本
最高気温 7 8 10 16 21 24 28 29 25 20 15 10
最低気温 1 2 5 11 15 18 22 22 19 13 8 3
降水量
45

60

100

125

138

185

126

148

180

164

89

46
※2005年 日本旅行業協会ホームページより
基本的には夏服をご用意ください。
通気性がよく、速乾性のあるものが良いでしょう。汚れても良い、濡れても乾きやすいハイキング用のズボンがおすすめです。ボートクルーズの際には水しぶきで濡れますので、ポンチョ式のカッパやレインコートもご用意ください。下記を参考にご用意ください。
●レインコート、ポンチョ、カッパなど
●水着または濡れてもよいショートパンツなど
●ダイビングブーツやウォーターシューズ
(濡れて滑りやすい岩の上、ぬかるみも歩けるようなもの。マジックテープなどで足にしっかり固定できる滑りにくいサンダルでも可)
●虫除けスプレー、携帯用の蚊取り線香、虫さされの薬
●日焼け止めクリーム、帽子、サングラス ●懐中電灯
●薄手のウィンドブレーカー
●ビニール袋
(カメラなどの持ち物を水しぶきから守るために入れたり、濡れたタオルや衣服を入れたりします。また、観光中にトイレに紙を流せないことがあるため、ビニール袋を中側にいれた紙袋も重宝します。)
●観光中のリュックサック
●数泊分の荷物を入れるボストンバックなど
(現地国内線の荷物の重量制限がお一人様14kgとなります。重量オーバーする荷物はカラカスのホテルに預けます。)
「ドキドキとワクワクの絶えないアドベンチャーツアーです。
ギアナ高地のハイライトはやはりエンジェルフォールですが、テーブルマウンテン(テプイ)から流れ落ちる他の様々な滝も、それぞれ違った魅力がありますし、ボートで川を進み、上陸してからジャングルを抜けたり岩場をあるいたりして滝に至る過程も素晴らしい体験です。
ここでしか出会えない貴重な植物や、美しい蘭の花を楽しみながらのウォーキングも楽しいですよ。
ギアナ高地の大自然を心ゆくまで満喫するためにも、出発前からウォーキングなどをして体力的な準備を心がけてください。」
 
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